パワーハラスメントを受けたとき

ここが変だよ看護師

どうもさといです。

今回のテーマはパワハラです。

先輩やお局にひどいことを言われた。

と、よくSNSで見かけます。

残念ながらよくあることなんです。

しかし、なぜよくあることなのか。

それはパワハラを受けたのに、

放置したり、泣き寝入りしているからなんですよね。

そこで今回はパワハラを受けたときの対処法について解説したいと思います。

パワハラとは

まず、パワハラとは何かと申しますと、

(1) 優越的な関係を背景とした
(2) 業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により
(3) 就業環境を害すること(身体的若しくは精神的な苦痛を与えること)

と定義されています。

またパワハラの種類として

・精神的な攻撃

・身体的な攻撃

・個の侵害

・人間関係の切り離し

・過度の要求

・過少な要求

があります。

精神的な攻撃とは

過度な叱責、侮辱などがあたります。

人前で叱責したり、人間性を否定する言葉などが該当します。

看護師業界で一番横行しているのがこれかと思います。

身体的攻撃とは

殴る・蹴るなどの文字通り身体的な攻撃ですね。

わざとぶつかったり、足を踏んずけたりなど、危害を加えることを指します。

個の侵害とは

プライバシーへの過干渉がこれにあたります。

プライベートをしつこく聞いたり、スマホを覗き見たりなどが該当します。

人間関係の切り離しとは

無視が代表的ですが

わざと他の人とは違う業務を常習的に割り振ったり、

必要な情報を特定の人にだけ伝えないなどもこれにあたります。

過度の要求

その人の能力を超えた業務を割り振ることです。

これは新卒者などがよく受けている印象です。

極めつけに「こんなこともできないの?」などと言われるやつです。

過少な要求

その人の能力に明らかに見合わない、少ない業務のみを割り振ることです。

掃除や事務的な作業などの雑務ばかりを任せることが該当します。

こう列挙するだけでも、よくSNSで見聞きしすぎていて辛いです。

それだけ蔓延っているのだと思います。

パワハラを受けたときの対処法

ここが今回の記事の本題です。

まず証拠を残しましょう。

看護師の証拠と言えば記録です。

パワハラを受けたときのことをSOAPのように記録に残しましょう

お手の物だと思います。

また録音ができるとなお良いです。

また視覚的にわかるパワハラ

例えば身体的攻撃によりあざができた

過度に要求されているメンバリングボードなど

これを写真に撮りましょう。

それをもとに上司や内部の相談機関に報告しましょう。

パワハラ防止法により企業は

●企業(事業主)によるパワハラ防止の社内方針の明確化と周知・啓発
●苦情などに対する相談体制の整備
●被害を受けた労働者へのケアや再発防止 等

を行わなければならないことになっています。

相談窓口があるはずです。

また外部にも相談機関はあります。

労働基準監督署や弁護士です。

悪質なパワハラを受けた場合や

内部の相談機関では頼りない場合は

外部へ相談するのも手段です。

我慢しない・常習化させない

もう慣れすぎていて、パワハラだと気づいていないこともあると思いますが

これを機に自分はパワハラを受けていると自覚することが

辛い現状を抜け出す第一歩となります。

また自分がパワハラを受けていると自覚していないのと同じように

相手もパワハラをしていることに気づいていない場合があります。

そのため積極的に当事者や第三者が

「それパワハラです」と言える環境づくりも重要です。

悲しい現実ですが、人間関係は離職原因の大きな割合を占めています。

看護学校に入学した時、テストで赤点を免れたとき

実習を乗り越えたとき、国家試験に合格したとき

これらを思い出してください。

楽な道のりではなかったはずです。

それらの努力が入職した先に、たまたまいた

口のきつい先輩に言われた一言で

脅かされてしまうことは

本来あってはならないことです。

ぜひ自分の権利を守るために正しい知識を身に付け

パワハラに屈しないようにしましょう。

また、自分が加害者になりうることも忘れずに!

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