無茶ぶりされたら断ろう

ここが変だよ看護師

どうもさといです。

看護師の皆さま、

コロナ禍での勤務お疲れ様です。

コロナによって様々な影響を受けていることと思います。

最近よくSNSで

スタッフがコロナ陽性になったり、濃厚接触者になったりして

急に欠員がでてしまい、少人数で回さなければなってしまった

とんでもない連勤になってしまった等の嘆きをお見掛けします。

コロナ禍に限らず、様々なイベントが運悪く重なって

師長から無茶ぶりをされることがあると思います。

そんなとき、安易に引き受けてはいませんか?

ボロボロになりながら、何とか乗り切ったりしていませんか?

その是非について解説したいと思います。

無茶ぶりの具体例

具体的にどのようなことを無茶ぶりと呼ぶのか

「いつもは7人でまわしているんだけど、今日は3人しかいない!」

「ここ日勤で出てくれない?7連勤になっちゃうんだけど、他で休みつけるから」

「なんとか頑張って!」

などと、さも他に選択肢がないかのような顔をして無茶ぶりをされた経験のある方

少なくないはずです。

そして、断ることもできず引き受けてしまい

心身ともにボロボロになってしまう。

今回の記事で取り上げる「無茶ぶり」とは、

適正な配置人数を下回っていたり

労基法に抵触するほどの連勤を依頼されたり、

膨大な残業や持ち帰りワークを依頼されるなどのパターンです。

要するに、人手が足りないから労基法などのルールを無視して乗り越えようとすることをことを

無茶ぶりと呼ぶこととします。

逆にこの記事における「無茶ぶり」に該当しないパターンとしては

看護師がいつもより少なくとも

患者数と看護師数は看護度を加味し、妥当な配置となっていたり

勤務変更を頼まれて連勤になってしまったけど、労基法に抵触するほどでは無かったり

単に自分のキャパシティや不慣れにより、時間通りに進まないだけのパターンです。

無茶ぶりは断ろう

人手が足りないからといって

労基法などのルールを無視して無茶ぶりされた時には

しっかりと断りましょう。

あなたが心身をすり減らして何とか乗り切ったとして

管理者目線「なーんだ、できるんだ」

となってしまったり、

また次に同じような状況になれば

「よし切り札だ!」と言わんばかりに

無茶ぶりして乗り越えようとしてしまうからです。

これは悪しき風土に他なりません。

そしてこの悪しき風土の被害にあうのは、

今回無茶ぶりをされたあなただけではありません。

他の誰かにも波及していき、最終的には会社全体の風土として形成されます。

それこそがブラック企業です。

断っても良いの?

断ることって勇気がいりますよね。

しかし、今回取り上げているようなルールを無視した無茶ぶりは

断って大丈夫です。

むしろ断った方が良いです。

悪しき風土の形成を阻止できるので

長い目で見れば会社のためでもあります。

そして実は管理者は他にも選択肢を持っています。

他部署からリリーフを要請したり、

病床数を一時的に絞ったり、

平時に行っている万全な記録やチェック機構などを

災害時モードに切り替えて一部削減したりと

検討する余地はたくさんあります。

それらを一切せずに

単に部下に頼むことが一番手っ取り早く楽だからと

無茶ぶりが起きるのです。

また管理者が選択肢を持っていない、あなたに頼むほかない

という場合においても

労基法などのルールを無視しているのであれば、断るべきです。

例えば、

どうしてもこの試合は落とせないから手を使いましょう!というサッカー選手が認められますか?

そんなことは許されないのです。

ルールを破らなければ運営ができないのであれば

そこはもう店じまいすべきです。

「対象が患者であり、命である」などと

責任感を煽ってくることがあるかもしれませんが

だったらなおさらルール通りに運営できるよう

管理者が力を尽くすべきなのです。

それを部下に丸投げしてマネジメントした気になっているのは

それはもう管理ではありません。

無茶ぶりをされても、何とかこなして、感謝されたい

承認されたい

怖くて断れない

など断れない心理は理解できます。

しかし、絶対に断ってください。

誰かが善意のつもりで引き受け続けた結果が

いまの看護業界です。

どんどん看護師の業務範囲が拡大し

残業もなくならない。

暴力やセクハラを受けても荒立てない。

そんな風土は断ち切っていきましょう。

しっかりとNOと言えることが真の善行だと思います。

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