もっと異動しよう

ここが変だよ看護師

どうもさといです。
突然ですが皆さんは部署異動をしたことがありますか?
クリニック勤めの方は異動などないと思いますが、
複数の病棟がある病院に勤めていれば
異動の経験がある方も少なくないはずです。
しかし、異動をしたがらない人がいることも知っています。
10年以上同じ病棟に居る方や、
異動の打診があっても断るかたもいらっしゃいます。

そこで今回は、5部署以上在籍した経験のあるさといが
積極的に異動することの重要性について説明したいと思います。

異動をするメリット

異動をしたほうが良い理由はいくつかあります。

幅広い知識が身に付く

大学病院なら他の診療科の部署へ異動することで
新しい知識の習得に繋がります。
また単科の病院であっても、急性期から療養病棟への異動など
病期の違いによる新しい知識の習得が望めます。
高齢化の波により、入院の直接の原因とは別の持病を患っている方は多くいます。
そこで幅広い知識を持ったスタッフがいると
とても頼りにされ、自己効力感が高まります。
例えば整形外科で心電図判読ができたりすると一躍スターになれるわけです。

人間関係が広がる

部署が違えばそこに居る人が違います。
看護師はもちろん、補助者さんや医師、医療事務の方など
たくさんの人が働いています。
異動によって、同じ病院内でも
新たなコミュニティに属せるのです。
もちろん、もともといた部署の人たちとのつながりも続きます。
たとえば、外科に異動してきたけど、循環器疾患に関する問題に直面した時、
以前一緒に働いていた循環器の医師へ相談出来たり、
他の診療科特有の衛生材料や指導用紙などを
あちこちの部署に居る元同僚へ相談し、スムーズに取り寄せられたりします。
これは大きなメリットです。

人間関係がリセットできる

人間関係って、良いものばかりじゃないですよね。
苦手な人がいたり、大きな失敗をした経験から居心地の悪さを感じたり
それらが、異動をするだけでリセットできます。
だれも知らない環境へ行けるのです。
実は私も、「もうここに居たくない」と思った経験があります。
退職も考えた時期がありましたが、異動をしたらスッキリ解放されました。

凝り固まった風土から脱却できる

同じ人がずっと同じ場所に居ると
その部署への革新的な業務改善などは取り入れられづらいです。
いわゆる「お局」をたくさん生み出してしまうことに繋がります。
院内全体で異動を積極的に行えれば、その心配はありません。
色々な経験をしてきた人たちが、アイディアを持ち寄ることで
ポジティブで新しい意見が飛び交い、
それらが積極的に取り入れられる風土が醸成されやすいです。

キャリアアップにつながる

定期的に異動を繰り返し、先々で実績を積めば
その人のキャリアアップにつながります。
またいろいろな経験の中から、自分がしたいことや向いていると思えることを見つけ出し、
追及していく機会を得ることができます。

異動をすることでのデメリット

どうしても異動して間もないうちはエネルギーを要する。
例えば人間関係が出来上がる前は、名前を覚えなくてはいけないし
一緒に働くうえで欠かせない、同僚の経験年数やパーソナリティを把握し直さなければなりません。
また物の位置が分からなかったり、
医師との連携が取りづらかったり
気疲れする日々です。
残業がかさむこともあるでしょう。
しかしこれははっきり言えますが
どれも一時的です。
3か月もたてば、他の人より経験や知識を備えたナースの誕生です。

人事にケチをつけないように

これはデメリットとは違いますが
居心地が良くなったり、
異動して間もないうちのエネルギー消費を懸念して
異動を拒む人がいます。
病院といえど、会社です。
上司から命じられた人事異動に文句をいうなんて
本来あるべきではないのですが、
なぜか看護師特有の文化で
異動するくらいなら辞めてやると言わんばかりに
異動を断るのです。
そんな人に限ってお局化するような気がします。
前述したとおり、異動によるメリットは多いですし、
幅広い知識や経験を備えた人材を多く抱えることは
会社の利益にもつながります。
ぜひ積極的に異動しましょう。
異動は楽しいですよ!

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