実習に来る看護学生を試してはいけない

ここが変だよ看護師

どうもさといです。

今回は看護学生さんを迎える病棟に向けての記事になります。

というのもSNSで、

病棟実習での悲痛な体験を語る看護学生さんを多くお見受けするのです。

内容は「指導者さんがこわい」「病棟看護師の物言いがキツイ」など

大抵が病棟の看護師との

やりとりに関することなような気がします。

そこで現役の病棟看護師兼、実習指導者であるさといが

自分なりの看護学生を迎えるための

心構えについて解説したいと思います。

病棟実習は試される場ではない

タイトルの回収からしたいと思います。

まず病棟看護師や実習指導者のマインドで、

実習生を試そうとしている方、多くないですか?

はっきり言いますとこれは間違いです。

病棟実習で、学生を試し、評価するのは学校なのです。

学校の先生はシラバスに沿った評価項目を立案し、

それが実習中に達成できるかどうか、

学生を評価しますよね。

実習でも到達基準があって、それに満たなかった場合には

赤点となり、再履修なり留年なりするのです。

看護学生時代を経たみなさんならよくわかっているはずですね。

では病棟看護師は学校と同じ立場で

学生を試す必要があるのか。

答えはNOです。

理由は、簡単です。

学校の先生に試され、

病棟看護師に試されたら、

いったい誰が学生に看護の知を与えるのですか?

自己学習ですか?

それなら病棟に来る意味無いんですよ。

病棟実習は、その短い期間に

そこでしか学べないことを学ぶ場なのです。

では看護学生を迎える病棟の

実習指導者や病棟看護師にはどんな役割があるのか

それを解説したいと思います。

実習指導者や病棟看護師の役割

それはシンプルです。

しみなく自分の持っている看護の知を提供することです。

学校が病棟に期待することは

実習目標が達成できるための場の提供と

援助や看護過程実践へのサポートです。

病棟実習なんて長くても3週間です。

自分が部署に配属されて3週間で

誰からも何も与えられずに

自力の看護展開で何かを得られますか?

とてもハードルの高いことですよね。

学生ならなおさら無理です。

これらから導き出される

病棟看護師や実習指導者の役割は

惜しみなく自分の持っている看護の知を与えてあげることだと

わかっていただけるはずです。

緊張感を与える必要性

その経験を経た方ならわかると思いますが

学生はかなり緊張しています。

そんな中、先生や指導者に詰め寄られて

実りのある実習が行えると思いますか?

「命と隣り合わせの現場で緊張感は大切」

それはその通りだと思います。

ただ学生の目的はあくまでも学習です。

過度な緊張状態では学習なんて無理です。

それに必要な緊張感は、学校の先生が与えてくれることがほとんどです。

病棟の看護師が不必要に威圧したり、

嫌がらせのように無言の間を作ったりするのはやめましょう。

貴重な学習機会が失われるだけですので。

なぜ病棟看護師や指導者は学生を試そうとするのか

ここからは持論になりますが

まず原因第一位は教育について無知であることだと思います。

教育について学べば、

実習の場で学生を試すことの意味がないことは容易に理解できます。

次に、これはあってはならないことだと思うのですが、

学生を邪魔者、足手まとい扱いし、憂さ晴らししているケースです。

たしかに学生を受け入れれば、その分病棟のリソースは割かれますね。

しかし、それはその病院が受け入れると決めた結果です。

学生に当たるのは筋違いもいいとこ。

自分の職場が決めたことなら、

学生を支援することも、立派な業務の一つなのですから

必要な責務を果たしましょう。

挨拶をしよう

学生さんは、勇気を振り絞って

日々ナースステーションで挨拶をしますよね。

初日には自己紹介したり、目的を発表したり

休憩の前後でその報告をしたり。

あるあるなのが

それらを無視することです。

これに関しては個人的にとても嫌悪します。

対象が誰だろうが挨拶をする

人が話していれば、身体を向けて聞く

これは看護師である前に、社会人として当然の接遇です。

私の病棟では学生があいさつ中は

緊急以外の作業はいったん手を止めて

立ち上がって聞くように指導しています。

医師にすらです。

社会人として当然のことだからです。

自分が学生だった時のことを思い出して

皆さん忘れてしまうのでしょうか。

私は15年近く看護師していますが

未だに覚えています。

無視されれば傷つくし、

わからないことも聞きずらい。

でも何か成果をあげなくちゃいけない。

その時の辛さを思い出して

少しでも実りのある実習にできるよう

試行錯誤して関わる必要があります。

看護学生さんは当然、未来の看護師です。

貴重な未来の担い手を育成することは

今後の看護業界の発展に欠かせないことだと思います。

偉そうなことをたくさん書いてしまいすみません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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