日本人は人のお財布は盗まないが、人の時間は平気で盗む

ここが変だよ看護師

どうもさといです。

突然ですが皆さんはタイトルにある

「日本人は人のお財布は盗まないが、人の時間は平気で盗む」

という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

これはピーター・ドラッカーという経営学者の言葉です。

日本人と括られていますが

私の記事では主に看護師の働き方を取り上げていますので

今回は看護師がどのような場面で時間を盗まれているのか

考えていきたいと思います。

時間を盗まれている場面とは

何をもって時間を盗まれているとするかですが

答えはシンプルです。

無給での仕事を強いられている場面です。

恐ろしいのは、

みなさんが知らず知らずのうちに盗まれてしまっている

という点です。

無給で仕事を強いられているって、

具体的にどういうケースなのか

わからない方は特に注意です。

①ユニフォーム、ナース服への着替え

まず一つ目は「着替え」です。

多くの看護師は着替えが義務付けられていますよね。

しかし、着替えの時間って勤務時間内に含まれていますか?

また勤務時間内でないとしたら、残業手当はついていますか?

そうでなければ時間を盗まれています。

なぜなら着替えを義務付けている職場は、

着替えは仕事の一部であり

その時間分の給与を支払わなければならないからです。

それなのに、無給であるなら

仕事をプライベートで行っていることになり

あなたの貴重な時間は盗まれてしまっているということになります。

②前残業

病棟看護師などは、これが多いと思います。

情報収集やその日の看護の準備のために、

定時より早く出勤していませんか?

特に命じられてはいないけど、

前残業をしないと、成り立たない業務を組まれていませんか?

例えば前残業が禁じられている場合や、

情報収集や準備時間が勤務時間内に含まれているなら話は別です。

しかし、上記の状況に当てはまらずに

命じられていなくとも

管理者がその実態を把握しており、黙認している場合は

前残業として時間外業務手当を支給する必要が出てきます。

前残業が必要で、それが常態化しているのに

勤務時間とみなされていないのであれば

あなたは貴重な時間を会社に盗まれていることになります。

③休憩がとれていない

労働基準法で休憩時間についての規定があります。

多くの看護師は6時間~8時間の所定労働時間になっていますよね。

だとすると休憩時間を確保しなければならないと定められています。

皆さんは時間通りの休憩が100%とれていますか?

「休憩が30分しか取れなかった」

「休憩中に呼び出された」

など、十分な休憩がとれていないという悲鳴をよく聞きます。

休憩時間は労働から解放されるべき時間であり、

家に帰ったっていい時間です。

その時間に呼び出すなどあってはならないのです。

もし休憩を削ったり、中断されたりすることが

あたりまえの風土となっているならば

それはあなたの時間を盗まれているということになります。

④持ち帰り残業

看護師を数年していると

係や委員会を任されたり、

部署運営に関する仕事を任されたりしますよね。

それがきちんと勤務時間内に行えているのなら

何の問題は無いのですが

そのような時間は組まれておらず

普段の業務+αとして取り組む前提になっていることって多いですよね。

当然のように家に持ち帰って取り掛かるしかなくなります。

それが当たり前になっていて

管理者もその実態を把握している場合

残業とみなして手当を支給しなければならない可能性があります。

持ち帰り残業の手当がしっかり支給されている人っているのでしょうか。

少数派ですよね。

これももちろん、あなたの貴重な時間を盗まれてしまっていると言えます。

⑥カンファレンス、会議、インシデントの振り返りなど

カンファレンス、会議、インシデントの振り返りなどはもうまとめていきます。

これも勤務時間で行うべき「仕事」です。

インシデントの振り返りなんかは、

それを起こしてしまった罪悪感から、

「手当をくれ」なんて言いにくいと思うのですが

インシデントの振り返りの目的は再発予防であり、

会社の利益になる話し合い内容です。

なのでこれも立派な仕事であり、

その対価を貰って当然なのです。

これらを勤務時間外に行っていて

かつ残業として認められていなければ、

すべて時間を盗まれていることになります。

⑦研修やそれに付随した事前課題・事後課題

多くの病院では看護師を育成するためのプログラムとして

院内研修がありますよね。

その前後で、レポートを書かされたり

配信動画の視聴が義務付けられたりすることがよくあります。

「自己研鑽だから」とか言われて無給でやらされていませんか?

これに関しても以下の場合には「労働」とみなす必要があります。

  • 研修教育の内容が業務そのものか、業務と密接に関連するもの
  • 参加が強制されているか、名目上「自由参加」とされていても欠席すると何らかの不利益措置がある
  • 職員自身の労働安全衛生に関する教育

院内研修なんてほとんどがどれかしらに当てはまりますよね。

というわけで研修課題を家で無給でやっている方たちは

時間を盗まれているということになります。

このようにスラスラと7場面も出てきてしまいました。

どれにも当てはまらなかったという看護師さん

いらっしゃいますか?

本来は時間を盗まれることなんてないのが当然なのですが

もし上記の7場面とも当てはまらない病院があるなら、

とてつもなくホワイトに感じてしまいますよね。

それほどにみなさんの時間があたりまえのように盗まれているのです。

今回の記事ではドラッカーさんの言葉を借りて

「時間を盗まれている」と表現していますが

もちろんこれらは労働基準法に違反していることになります。

違法行為が常態化している環境が

一刻もはやく改善されることを祈って

私は発信し続けます!

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