看護師のいじめ問題

ここが変だよ看護師

どうもさといです。

今回のテーマはいじめです。

看護師の中にも残念ながらいじめは存在します。

どのようないじめが存在するのか

いじめに対しどう向き合えば良いのか

考えていきたいと思います。

看護師のいじめ

まず看護師のいじめとは

大体がハラスメントのことを指します。

そしてその多くは

・精神的な攻撃

・身体的な攻撃

・個の侵害

・人間関係の切り離し

・過度の要求

・過少な要求

などのパワーハラスメントです。

あとは異性が絡むとたまにセクハラなどもあります。

私が見聞きしたことのあるセクハラは

おしりや髪の毛、頬などに触れる

シモネタをしつこく言うなどです。

これは男性看護師から女性看護師へを想像しがちですが

経験上、女性が男性に行う逆パターンも多くありました。

看護師のいじめは、パワハラとセクハラで構成されていると考えていいと思います。

なぜいじめは起きるのか

看護師ってとっても忙しいですよね。

みんなあまり余裕がないわけです。

そんなときに、仕事の遅い看護師に対し

足を引っ張られたと感じたり、

看護学生を足手まといだと感じてしまうスタッフが現れます。

それが日常的に続くと、

陰で悪口を言ったり、

無理な仕事を押し付けたり、

逆に仕事を与えなかったり、

無視したりなどが起きてしまうわけです。

私が見聞きした例では

師長が新人を辞めさせるために

あえて居心地を悪くさせ

陰では「早くやめてほしいんだよね」と言っている

といういじめがありました。

師長ですらいじめに走ってしまうんです。

一緒に激務を乗り越えるために

仲間を選別したい、信頼している人だけで徒党を組みたい

それ以外は邪魔という感情でしょうか。

あとは自分と違う価値観の人を嫌う人もいます。

看護はグレーなことが多いとよく言われますが

看護をしていると正解のないシーンもあるんですよね。

そんなときに、正解がないから自分と違う考えの後輩を追求できないんだけれども

気に食わないからいじめてしまう

なんてことがあります。

例えばざっくり言うと

糖尿病のある終末期の患者さんに、

健康よりその人の願いを重視し、

医師の許可のもと好きなものを食べさせた

若手看護師がいたとしましょう。

しかし、次の勤務帯に受け持った先輩看護師は「また食べたい」と話す患者の願いを

病状を加味して「やめましょう」と言いました。

これはどちらも患者さんのことを考えた結果の正解のない看護と言えます。

しかし、ここで先輩看護師は

若手看護師のことが

気に食わないという感情が芽生えてしまうことがあります。

現場で働く方ならイメージできますよね。

これらが看護師の中でいじめがおきるメカニズムです。

いじめを無くすために

いままでいじめについてお話ししてきましたが

「忙しいから多少いじめが起きたって仕方ない」と許容するものではありません。

いじめは絶対にあってはならないものであり、

私自身、とても嫌悪します。

ではいじめを無くすにはどうしたら良いのかについてお話しします。

まず私が今から訴えかけるのは、いじめる側になるなということです。

いじめる側にならないために、

私が一番おすすめなことは

自分の感情と仕事とを切り分けることです。

スタッフにイライラしたり、うざったく思うその感情も、

それは仕事であり、お金をもらうためのことなのだと割り切りましょう。

もちろん、アンガーマネージメントができればよいのですが

それができないからいじめてしまうんですよね。

社会人にもなって人をいじめてしまうってことは、

自分の感情がコントロールできていないということです。

不慣れな新人や要領が良くないスタッフと協働することは

あなたの仕事の一部です。

そして人をいじめることでのデメリットを考えましょう。

イライラを相手にぶつけたときは、一時的にスカッとするかもしれません。

しかし、その様子はいろんな人が見ています。

あなたに賛同する人ばかりではありません。

あなたの評価は地に落ちるでしょう。

度が過ぎればパワハラとして報告され、立場を追われることにもなります。

また心を許せる仲間はできづらく、居心地は悪くなる一方です。

一時的なスカっとを求め、こんなデメリットを抱えることはやめましょう。

しかしこれは自分が人をいじめていると、自覚している人ができる対策です。

たちが悪いのは、自分がいじめをしていると気づかない人です。

心当たりがある方も多いと思いますが、

職場にそういう人いません?

これはいじめられてしまう人に伝えたいのですが、

無自覚で人を傷つける人には、近づかないようにしましょう。

管理者に報告し、指導をしてもらったり、

可能ならできるだけ同一勤務を避けてもらうなどの配慮をしてもらいましょう。

無自覚でいじめてくる人との付き合い方なんて、考えるだけ無駄なのです。

最後になりますが、

いじめは最悪です。

絶対にしてはいけませんし、

絶対に許してはいけません。

でも人が集まって共に働くのですから

無くせないのも事実です。

今回の記事を読んで、自分がいじめる側にならないこと

無自覚でいじめる側になっていないか日々自問すること

の大切さを知っていただければと思います。

同僚へのいら立ちは

給料の出ない無駄な感情です。

コントロールしましょう。

いじめが公になれば、学校のように「やめましょう」では済まされません。

そしていじめられていると感じている人

我慢する必要はありません。

その証拠を集めましょう。

どんどん上司に報告しましょう。

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