どうもさといです。
今回のテーマは「定時」です。
日本人は時間を守らないなんてよく言われますが
看護師をしていると確かに、
早く来て遅く帰るという習慣が
しみついてしまっていると感じます。
しかしこの習慣はとても危険です。
そこで定時で帰る利点と
定時で帰らないことでの欠点について記したいと思います。
定時とは
労働時間とは法律で定められており、上限があります。
具体的には、1日8時間、1週間40時間と決まっています。
それをもとに各会社がで法定労働時間内に出勤時間と退勤時間を決めます。
これが所定労働時間となります。
定時とは、所定労働時間通りの時間を指します。
例えば、9時~17時が所定労働時間だとすると
始業時間は9時、終業時間は17時となります。
そんなのあたりまえじゃんと言われそうですが
これを守ることがとても難しいのが看護の世界です。
定時で働くことのメリット
当然ですが、定時で働くことのメリットはたくさんあります。
代表的なものを紹介します。
所定労働時間とはそもそも
労働基準法で労働者の健康を保ちつつ労働できる
最長の時間として設定されています。
なので当然、健康的に働くことができます。
次に自分の時間をより長く確保できます。
日勤の定時が17時まででも
19時、20時と残業すると
帰ってご飯を食べて寝ることになります。
日勤の日はそれだけで終わってしまいますよね。
しかし考えても見てください。
所定労働時間は8時間なので、
寝る時間を8時間確保しても
自由時間が実は8時間もあるのです。
当たり前のことなんですが、これを言うと
「たしかに!」とびっくりされることが多いです。
この自由時間、自分の時間を確保することで
QOLが上がること間違いなしです。
定時を守らないことでのデメリット
次は定時を守らないことでのデメリットです。
前述したメリットの裏返しになりますが
まず、不健康になります。
身体的にも、精神的にもです。
疲れが抜けないし、
寝不足になったり、
ストレスもたまりやすいです。
次にQOLが下がります。
自分の時間や睡眠時間を削って働くわけですから
働いて眠るだけの日々になり
「何のために働いているんだろう」という気持ちになってしまいます。
そして会社に自分の時間を搾取されてしまうという点もあります。
早く出勤して、遅く帰るとしても
その対価を100%もらえていればいいのですが、
そんなケースはとても稀です。
前残業、着替え時間、後残業、持ち帰りワーク、会議、研修、課題など
全部に1分単位で給与が出ている方っていますか?
もしそうでなければ、不当に自分の時間を搾取されていると言えます。
さらにさらに
定時を守らないことの最大のデメリットは
伝染力です。
定時を守らないという風土や習慣は
空気として、伝染します。
自分だけが守らなかっただけなのに
気づいたら、部署全体が定時を守れなくなり
病院全体が守れなくなり
看護師界全体が守れなくなっているのが今の現状です。
以上のことから、定時で出勤し定時で帰ることがいかに重要か
わかっていただけたと思います。
「定時でなんて帰れないよ!」という方は
こちらの記事で定時で帰るコツを紹介しているので
ぜひご参照ください。
定時で帰るコツも大切ですが
何が何でも定時を守るんだ
定時を守らないことは悪なんだという強い気持ちを
持つことが大切です。
自分の時間を安売りしないためにも
看護師界を働きやすい環境にするためにも
定時を守っていきましょう。
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